楽府詩集 巻第三十二 相和歌辭七 平調曲三 君子行より全文】

君子防未然

不處嫌疑間

瓜田不納履

李下不正冠

嫂叔不親授

長幼不比肩

勞謙得其柄

和光甚獨難

周公下白屋

吐哺不及餐

一沐三握髪

後世稱聖賢 

 

以下書き下しは自信がありません

 君子は未然に防ぎ

嫌疑の間に處(お)らず

瓜田に履を納れず

李下に冠を正さず

嫂叔は親授せず

長幼は肩を比(なら)べず

勞して謙ずれば其柄を得

光を和らぐは甚だ獨り難し

周公は白屋に下り

吐哺して餐も及ばず

一たび沐するに三たび髪を握る

後世に聖賢と稱される

 

以下現代語訳も自信がありませんが

人から疑われるような事は未然に防ぐ

嫌疑を受けるようなところには、身を置かない

瓜(うり)の畑では、靴を穿きなおさない

李(すもも)の木の下で、冠をかぶりなおさない

兄嫁と弟は親密に接するべきではない

年少者は年長者と対等にならばない

仕事をしてもへりくだれば力を得る

才能をひけらかさずに協調するというのは難しい

(周の武王の弟)周公は粗末な家に住み

(来客があると食事中でも)やめるので食事ができない

入浴中三度髪を留め(風呂を出た)

(それで)後の世で聖賢と称された